Ⅴ- 複雑・高精度形状におけるトラブル防止・コストダウン設計のポイント( 特殊MIM 及びμ-MIM の活用事例)
- MIM製品の場合、つなぎの性質によって製品形状の安定化が左右されます。一般に用いられるバインダーでは焼結後の、焼結前からの寸法偏差が±0.5%が限界であり、要求精度を満たせないことがあります。
- バインダーの調整を行うことで、焼結による変形を抑えることができます。例えば±0.5%の寸法偏差を±0.3%の寸法偏差に調整することで要求精度の公差内に収めるといったことができます。
MIM製品の形状はバインダーのつなぎの性質によって形状の安定性が左右されます。特に±0.5%以下の高精度の寸法公差が必要な場合は、バインダーの構成を変更することで対応することができます。