ゲート形状の見直しによるMIM製品トラブル防止のポイント②

Ⅳ- ゲート設定におけるトラブル防止・コストダウン設計のポイント

ゲートカット後 脱脂後 形状に歪みが発生
ゲート形状を上図のように凸型にすると脱脂の際の変形が無視できなくなり、特に数μmオーダーの製品要求の場合は条件を満足できなくなります。
ゲートを凹型に変更 脱脂後 形状が安定
ゲートを設置する際に、凹型とすることで脱脂のプロセスでの形状安定化が可能となり、数μmオーダーでの精度出しを行うことができます。

MIM製品においてゲート付近の形状を凸型に設定すると脱脂の際の変形が無視できなくなってしまいます。底面にゲートを設定せざるを得ない場合、形状を凹型にすることで変形の影響を防ぐことができます。

肉厚におけるトラブル防止・コストダウン設計のポイント

穴・円筒形状におけるトラブル防止・コストダウン設計のポイント

コーナー形状におけるトラブル防止・コストダウン設計のポイント

ゲート設定におけるトラブル防止・コストダウン設計のポイント

複雑・高精度形状におけるトラブル防止・コストダウン設計のポイント(特殊MIM・μ-MIM®の活用事例)