ゲート形状の見直しによるMIM 製品トラブル防止のポイント①

Ⅳ- ゲート設定におけるトラブル防止・コストダウン設計のポイント

鏡面研磨を施した際に、ゲート部にクラックが出易くなってしまいます。
MIM 製品に鏡面研磨を施す場合、特にゲート部分の周りには研磨によりクラックが出やすくなってしまいます。
ゲート周りの形状を変更することでクラックが出ることを防ぎます。
MIM 製品においては、上図のようにゲートの長さを延長した設計とすることで、鏡面研磨の際にクラックが出ることを防ぐができます。

MIM製品では金属粉末とバインダーの混合物が射出されるゲート付近に割れが発生することが多くなります。そのため、ゲート付近に余裕をもった形状に設計しておくことで、割れ等の影響を抑えることができます。

肉厚におけるトラブル防止・コストダウン設計のポイント

穴・円筒形状におけるトラブル防止・コストダウン設計のポイント

コーナー形状におけるトラブル防止・コストダウン設計のポイント

ゲート設定におけるトラブル防止・コストダウン設計のポイント

複雑・高精度形状におけるトラブル防止・コストダウン設計のポイント(特殊MIM・μ-MIM®の活用事例)