Ⅲ- コーナー形状におけるトラブル防止・コストダウン設計のポイント
- MIM 製品において、上図のようなツメ形状は焼結・脱脂の際に自重によって倒れてしまいます。特に精度が必要な部品の場合は、脱脂・焼結による歪みを無視できず精度出しが困難です。
- 形状を変更することで形状の安定化を図ることができます。例えばツメ形状の下部にRをつけることや、ツメ全体に肉盛りを行うことで形状安定化が可能です。
MIM製品は脱脂・焼結の際に変形が起こりやすく、特にツメ形状などの張り出した形状は、自重によって倒れやすいため、Rをつけたり、肉盛りをするなどの対策が重要になります。