Ⅰ- 肉厚形状におけるトラブル防止・コストダウン設計のポイント
- 熱伝導率が高い材料を用いる場合、薄肉部分があると射出成形時にこの薄肉部分が他の部分より早く冷却されてしまいます。
冷却が部分ごとに異なると形状の不安定さにつながってしまいます。 - 冷却スピードを製品全体で均一にするために、薄肉部分はできる限り減らし、他の部分と同じような肉厚の幅広設計にします。こうすることで形状を安定させることができます。
肉厚部分と薄肉部分が混在する製品の場合、部分毎に成形時の冷却スピードが異なってしまい製品形状の不安定さにつながります。薄肉形状を避け、製品の肉厚をできるだけ近づけた設計とすることで品質を安定させることができます。