Ⅰ- 肉厚形状におけるトラブル防止・コストダウン設計のポイント
- 肉厚の部分が製品に存在する場合、樹脂の成形品と同じMIMにおいてもヒケが発生します。
こういったヒケが存在してしまうと脱脂・焼結時に部品のクラックを引き起こす原因となります。 - 肉厚部分が存在する場合、肉盗みを設けます。
MIM部品の設計の段階で肉盗みを設けることで、ヒケ・ボイドによるMIM部品のクラックの発生を防ぐことができます。
MIM製品には肉厚の部分があると変形やヒケ、ソリ等の影響が強く出てくるため設計の際には肉厚部をできるだけ少なくするように肉盗みを設けることが望ましいトラブル対策です。