円形穴部のあるMIM 製品設計トラブル防止のポイント

Ⅱ- 穴・円筒形状におけるトラブル防止・コストダウン設計のポイント

樹脂の合流点でウェルドラインが発生脱脂焼結時に形状に歪みを生じさせる原因となります
上図のように円形部分が製品に存在する場合、成形時にウェルドラインができてしまいます。ウェルドラインができてしまうと、成形段階では歪みは少ないですが、脱脂焼結の際に円がゆがんでしまいます。
捨てボスを設けることで樹脂を逃がし、ウェルドラインの発生を抑えることで形状の安定させことができます
設計段階で意図的に捨てボスを設けることで、ウェルドの影響を小さくなります。
成形後に捨てボスの除去が必要になり、工程自体は増えるが形状を安定させるために必要です。

円形部分がMIM 製品に存在する場合、成形時にウェルドラインが円形付近にできてしまい、形状の歪み等のトラブルを引き起こします。このトラブルを防ぐには、ウェルドラインができ易い付近に捨てボスを設けることで対応が可能です。

肉厚におけるトラブル防止・コストダウン設計のポイント

穴・円筒形状におけるトラブル防止・コストダウン設計のポイント

コーナー形状におけるトラブル防止・コストダウン設計のポイント

ゲート設定におけるトラブル防止・コストダウン設計のポイント

複雑・高精度形状におけるトラブル防止・コストダウン設計のポイント(特殊MIM・μ-MIM®の活用事例)